多くの親は子供の誕生日を祝うため、毎年期待以上のことをしようとします。これは決して悪いことではありませんが、アメリカ心理学専門誌 Psychology Today (サイコロジー・トゥデイ)の多くの心理学者は、毎回毎回やりすぎは良くないと言っています。
誕生日はめでたいことですが、節目こそ盛大にお祝いされるべきです。子ども達は毎年誕生会を開いてもらっていることで誤解し、誕生会の回数で自分の年齢を数えるようになってきているのです。
なぜ心理学者たちは子どもの誕生日を毎年祝わないようにと言っているのか読み進めていきましょう。
心理学者の説明
大抵の心理学者は、毎年誕生日を祝う必要はないと言います。子どもは誕生会がなくても年齢がわかるようになる必要があるのです。

大きな節目に盛大なお祝い行事をすることは妥当ですが、誕生日という些細なことには家族での小さな集まり程度がいいでしょう。誕生日は子どもの成長を感じるものであり、親が大金を費やすものではないのです。
誕生日の商業化
子どもたちは誕生日がどう祝われるものなのか、そして自分の誕生日がどう祝われるべきかなどの期待をソーシャルメディアから覚えます。これは良いことではありません。ソーシャルメディアは、近所の誰よりも金持ちで盛大な誕生会を開かなくてはいけないということを伝えているだけです。これは必要以上のお金を親に使わそうとする、わかりやすい例です。
子どもの節目を祝うほうがより思い出に残る理由を次のページでみてみましょう。

誕生日を大切な日と認識する
たとえ家で家族の小さな集まりであっても、親は必ず子どもの誕生日を大切な日と認識しましょう。子どもが小さいならなおさらです。残念ですが、小さな子どもが何回誕生会をやったかで自分の年を数えてしまうのは無理もないことです。
節目は全力でお祝いしましょう。特別ですから!
節目を迎えること
理想的には、子どもの成長の節目は特別な日として思い出に残ることです。ただ、節目を思い出として残すのに大金を費やす必要はありません。
少しのイマジネーションがあれば素晴らしい誕生会を予算内で納めることができます。ほとんどのことを自分でやった理由を他人に知らせる必要はないのです。
子どもの誕生日を親が特別な日と認識することの大切さは、強調してもし過ぎることはありません。ただし、毎年誕生日を祝うかは親の選択です。今日の経済状況では毎年誕生会を開く余裕がない親も多くいます。
大金を費やさないでも子どもが誕生日の意味を理解しやすくなるという手段はあるはずです。責任や世の中には恵まれない人もいるということを、子どもと一緒に話すのも賢明かもしれません。