夫婦は仲むつまじくいようと喧嘩をなるべく避ける努力をするものです。でも、知っていましたか?実はピリピリした空気やイライラすることはいいことなのです。
ムシャクシャした気持ちさえも夫婦仲が良好なサインなのです。なぜでしょうか。
1. イライラするのは居心地がいいからこそ
感情をあらわに出しても自分を受け入れてくれると分かっているので、一番いい自分を見せる必要性はもうありません。言うことすること全てに細心の注意を払う必要性もありません。そして、お互い深刻になりすぎず、受け流すことも覚えたのです。
セレブカップルのソレン・ヘウスサッフとニコ・ボルシーコを例えに見てみましょう。ニコは彼の美人妻のことを親しみを込めて「鬼嫁」と呼び、いつもいたずらをします。彼らは、なんのためらいもなくお互いをからかって、ふざけて遊ぶのです。もちろんそれは根底に愛があるからできるのです。
2. でも、無関心になったわけではない

いつもイライラ、ムカムカしている場合はもっと深いところに問題があるかもしれませんが、多少の不愉快さは相手を大切に想い、気遣う気持ちがあるからこそ感じるものです。相手の行動にいら立つのは、2人の関係に無頓着になったり無関心になっていないという証拠です。不満を感じるのはパートナーを愛していて大切に思うからこそで、喧嘩になってしまうかもしれないと取り乱してしまっているだけです。
3. イライラする行動は強い絆で結ばれているから
自分の行動や変な癖が相手の鼻に付いても自分と一緒にいてくれる。そう分かっているのは、絶対的な信頼関係があるということです。もちろんこの深い愛情にあぐらをかいてはいけません。でも、どんなに「嫌な奴」になっても、ありのままの自分を受け入れてくれるのはありがたいことです。
いつも好きでいなくても愛がなくなったわけではないのです。
4. イライラは成長と改善のチャンス

生活の中での小さなイライラは実は大きな役割を持っています。そこから2人の関係がより良くなる可能性があるのです。パートナーの何に一番いら立つか考えてみてください。そして、そこから更に深く掘り下げ、取り組むべき課題がないか確認するのです。
例えばあなたが話しているとき、パートナーはいつも遮ってきませんか?もしかすると、より良い関係を築くために取り組まなくてはいけないコミュニケーションの問題が存在するのかもしれません。
このように、イライラは常に変化をもたらし、結婚生活を強めることもできるのです。
ただ、イライラは必ずしもいつも良いことではないということに注意してください。上に書いたことはパートナーをいら立たせることを正当化するものでは決してありません。夫婦生活では必ずいつかはムシャクシャすることがあります。それを知った上で、最終的にはあなたちカップルがそのイライラを良い方向へと導くのです。
出典: Time(米タイム誌)、Woman's Day(米雑誌ウーマンズ・デイ)、Psychology Today (米心理学雑誌サイコロジー・トゥデイ)