妊娠することは1、2、3のように常に簡単なことではありません。実際妊娠する為に長い時間と努力を費やしているカップルも多くいます。期待に満ち溢れているカップルにとって脅威である不妊も実際にはありますが、時にして問題は簡単で避けることができる失敗によって生じていることもあります。
妊娠を望み、現在妊活をしている人はこれらのよくある間違いを確認してみてください。今まで以上に妊娠への道のりが簡単なものになりますよ。

1. 努力が足りない
ここではどうやって赤ちゃんができるかの仕組みを話すつもりはありません。しかし、もし妊娠する可能性を少しでも上げたい場合は、性行為の回数を増やすことが一番大事です。
多くのカップルが、男性は精子を保存していた方が良い、女性が排卵している時だけ性行為をするのが賢明であると考えているようです。しかしながら、回数を増やさないことは、妊娠する可能性を妨げるのです。
「排卵をしていると考えられる時期にしか性行為を行わない場合は実際の妊娠しやすい時期を見過ごしやすいです。なぜなら大体その時期に実際に排卵をしていないからです。」とカリフォルニア・ラホヤにある生殖科学センターの医療ディレクター・サミュエルウッドは言います。更に、「排卵の数日前を特にめがけて、できるだけ性行為をしたほうがいいでしょう。」とのことです。
2. 同じ体位、同じルーティーン
正常位が一番効果的である、腰を上げることで妊娠の可能性を高めるといった一般的に信じられているにかかわらず、それが正しいかどうかという十分な証拠はありません。実際、多くの医師達は、体位はほとんど関係ないと信じているようです。
「男性が射精すると精子が泳いで直接頸管粘液へ入り込み、卵管へと進みます。」とペンシルバニア州のセントバルナバス・メディカルセンター内生殖医療科学施設の生殖内分泌と不妊部門のセレナ・チェン氏は語ります。「これは性行為の間、体位に関わらず数秒の間に起こります。」とのことです。
そうは言うものの、色々試してみてください。いつも同じ体位でいなければいけないなんて思わないでください。自然体に、同じルーティーンを繰り返すよう自制する必要はありません。

3. 女性に責任を負わせる
一番良くある間違った考え方は、赤ちゃんづくりがうまく進まない時に、すべての責任は女性にあると決めつけることです。男性は女性が不妊体質であると思うようです。それは、事実からほど遠いです。
「男性は自分側に問題があるということを認めたがらない、認めたくない。」と語るのは、マサチューセッツ医大の産婦人科学部長マチェル・セイベル氏です。「精子がそこに含まれていようがいまいが、何かしらの液体が出ているわけなので、自分は繁殖の可能性があると考えます。」と語ります。
チェン氏によると、統計学的に言うと、「不妊の半分の原因は女性にあり、40%が男性、その他の10%は両方もしくはどちらもない」となるそうです。
女性も男性も同等の立場なのです。ですから、責任を押し付け合いはやめましょう。
4. 排卵の時期を間違える
セイベル医師によると、「ほとんどの女性は、型にはまった考え方で生理が始まってから14日目に排卵をすると信じています。しかし、サイクルの長さは異なり、毎月同じ時期に排卵が起こるわけではありません。」とのことです。
「自分の体に詳しいと、排卵の数日前に透明の卵白のようなおりものが出る事に気づくでしょう。」と産婦人科医で”ママ医師の妊娠・出産ガイド”の著者であるイボン・ボン氏は語ります。
悲しい事に、多くの女性がこれに気づいていません。実際、多くの女性が排卵の時期を勘違いしてます。推測する(そして間違ってる)よりも、排卵検査薬を購入する方が賢い選択だと思います。

5. 排卵の日の性行為を行う
専門家によると、精子は3-5日間生き延びるので、排卵までの数日の間に性行為をすると、妊娠の確立があがるそうです。ということは、誇大広告や、勘違いが排卵日当日に性行為をするとよいと信じ込ませていたのです。真実は、排卵日までの数日に行うことが妊娠しやすいということです。
6. 潤滑剤
寝室での行為を盛り上げる為の性向として潤滑剤は店舗で販売されています。しかしながら、妊娠を試みている場合は、潤滑剤は避けるべきです。店舗で販売されている潤滑剤のほとんどは、男性の運動・性的能力に影響を及ぼします。もし極端に潤滑剤を必要としている場合は、これらの代替品を試してみてください。プレシード(精子に優しい潤滑剤)・オリーブオイル・植物油・ベビーオイル等です。
7. 助けを求めるのが遅れること
小さな些細な問題に過剰反応したり、助けを求めるべきではない一方、全く助けを求めないのはいけません。実際、深刻な悩みや質問は遅くなるよりも早めに行動を起こした方がいいです。
「35歳以上の場合、6か月試しても、成功しない場合は不妊の専門医に診てもらった方がいいでしょう。もしそれよりも若くても、生理不順や性感染症(STI)、子宮外妊娠、骨盤感染症(PID)、その他の繁殖性、妊娠の可能性に影響がある病気の既往歴がある方は、すぐに専門医に診てもらった方がいいでしょう。
8. 健康管理を怠る
赤ちゃんづくりの時期に入ると、そのことだけしか頭に浮かばなくなりがちです。しかし、妊娠したいのであれば総合的な体の健康管理を怠ってはいけません。赤ちゃんづくりのことばかりに集中してはいけません。
「総合的な健康管理を怠ってはいけません。なぜなら、体重管理・喫煙・ストレス・薬など一般的な問題も繁殖性に影響を及ぼすからです。」とチェン医師は言います。
健康的なライフスタイルの基本を忘れてはいけません。
出典:サンティアゴ サンタ クルズ
アメリカのルイスビィルで生まれ育ったにも関わらず、サンティアゴ氏はザ・フィリピンの記事の為に献身と情熱を注いでいます。一見クールに見えますが、実はかなりのオタクです。