ヨーロッパの家庭では何世紀にもわたり、歯ぐずり期の赤ちゃんの伝統的な助けとしてアンバーネックレスを使ってきました。ケルト族、ローマ人、ギリシャ人、中国人、アラブ人、そして北欧地方の人々は琥珀のヒーリング効果を大切にしてきました。
琥珀は5000万年前の先史時代の松の木からできています。肌に身に着けることで体温で温められ、鎮痛や創傷治癒の効能があることで知られているコハク油が琥珀から放出されます。

ノーベル賞を受賞した科学者ロベルト・コッホは、コハク酸の成分を調べその明確な特徴を確認しました。また、コハク酸が体内に蓄積される危険性がないことを確認し、その安全性を証明しました。
TCM(伝統中国医学)では琥珀は精神を落ち着かせると信じられています。
アンバーネックレスとは何か?
歯ぐずり期の赤ちゃんに使われるアンバーネックレスは、長さは約12インチ(約30.5cm)、重さは約8グラムです。薄い黄色から濃いはちみつ色にいたる幅広い色合いがあります。色が薄いほうが効果が高いとされています。
このネックレスは歯固めとは違い、赤ちゃんが噛んだり遊んだりするためのものではありません。オンラインストアのAmber J Necklaces (アンバー・ジェイ・ネックレス)によれば、「琥珀は万が一飲み込んでしまっても毒性はありませんが、窒息の危険性はあります。このネックレスは噛むためのもではありません。例えばシャツの下の首周り、靴下の中など肌に直接着けるものです」とのことです。
本物の琥珀の見分け方

1.琥珀は温めると甘くいい香りがします。温めた針を琥珀に刺し、はっきりとした松ヤニの匂いがしたら、それは本物です。
2.琥珀は海水に浮きます。塩を含んだ水を使うと偽物の琥珀は沈むのですぐに分かります。
3.琥珀は触ると暖かく、擦ると静電気を帯びてホコリが付きやすくなります。
追加ヒント
1.琥珀は熱で溶けてしまうので入浴中は外しましょう。
2.琥珀の効能を発揮させるため、できるだけ赤ちゃんに身に着けさせましょう。
3.赤ちゃんの首に何かを着けているときは常に窒息の危険性があります。このため、ネックレスを着けているときは必ず赤ちゃんを見守り、眠る時は身に着けたまま寝かせないようにしましょう。
4.エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト地方産の琥珀は、コハク油の含有量が特に多いとされています。最大8%のコハク酸が含まれているそうです。