ママにとっての恐怖:赤ちゃんが熱々のお茶でやけどを負った時

「やけどを負った箇所の皮がめくれているのを見てぞっとしました。子供は痛みでけいれんをおこしていました。」

 

いつもと同じある日の事でした。11 月 24 日木曜日、マヒマ・ジャギはシメイにあるアパートの寝室で洗濯物をたたんでいました。彼女の1歳の息子アルマンは、本領を発揮して走り回っていました。
彼女のお手伝いさんが熱々の入れたばかりの緑茶をベッドサイドテーブルへ置きました。そのあと何が起きたかは想像を超えています。

 

赤ちゃんがやけどを負った

 

小さなアルマンはそのカップに興味を示し、つま先立ちで近づきそれを掴んだのです。マヒマはその時の恐怖をこのように語っています。「手が届くと思わなかったんです。その熱々のお茶は彼の肩、腕の下さらにお腹にかかりました。そして足を滑らそうとしたのです。幸い転ぶ前に掴めたので顔から落ちなくてすみました。」

 

その頃には、泣き叫んでいました。

 

「すぐに彼を掴んで隣の部屋へ連れていき、洋服を引き破りました。私は完全にショックをうけていました。やけどを負った箇所の皮がむけていました。彼は痛みでけいれんを起こしていました。」

 

すぐに病院へ

 

「主人は空港に降り立ったばかりで、家に向かっている途中でした。私たちのアパートから5分の所にあるチャンギジェネラル病院(CGH)へアルマンを連れていくことにしました。主人に電話してCGHの救急室へ来るよう伝えました。

 

CGHの医師がアルマンの状態を見た時、記名もする前にすぐに救急室へ連れて行きました。医師が患部をなんらかの液で消毒しましたが、痛み止めは出されませんでした。主人が到着すると、外で待つよう言われ痛み止めを処方する前に登録をするよう言われました。

 

登録が済むと経口の痛み止めが処方されました。しかしあまり効き目はありませんでした。彼は計り知れない痛みにもがき、体が制御できないほどピクピク動いていました。医師たちが彼の写真を撮り、別の病院の専門医と次にどんな治療を施すか相談をしていました。

 

私は彼の傷口を見てまだショックを受けていました。医師がついに鎮痛剤と痛み止め処方し鼻からチューブで入れ、彼は寝につきました。主人が到着すると、私たちの赤ちゃんの酷い姿に完全に震え上がっていました。医師達は次の治療法についてまだよくわかっていませんでした。遂に、我々はKK病院(KKH)へ移るよう言われました。なぜならやけどや小児の専門医ではないからということでした。
赤ちゃんがやけど負った。

 

別の病院へ移動

 

「私と息子は院内救急車でKK病院まで移動しました。KKHへ着いた途端、医師らがすぐに診てくれました。息子はゆっくりと意識を取り戻していました。

 

KKHの医師らがやけどは、第二度熱傷であると診断し、応急処置の部屋と移動しました。数週間すればよくなると保証してくれました。私は胸が締め付けられる思いでした。余分な皮を切り手当をする為に、私は息子を押さえつけなければなりませんでした。彼は激しく泣いて、不安な様子でした。

 

医師らが包帯を固くまき、痛み止めをくれて家へ帰ることになりました。翌日形成外科に診てもらう予約もとってくれました。傷口から水分が失われ、脱水症状や感染を起こす可能性があるので、水分補給をしっかりするよう言われました。

 

彼は少なくとも母乳を飲んでくれたのでよかったです。全く何も食べたがらず、お水も嫌がり、一口しか飲みませんでした。言うまでもなく、アルマンも私もその夜は一睡もしませんでした。その夜は、安心するためかいつも以上に母乳を飲みたがりました。」

 

形成外科の診断を受ける

 

「翌日KKHの形成外科を訪れました。モルヒネとパラセタモールが与えられ、薬の効き目がでるまで45分待つように言われました。そこから一番難しいところが始まりました。

 

看護婦が息子を処置室へ連れていき、傷口をこすって血を流しだしました。これは傷口の深さを確認し、次の治療方法を決める為です。主人は勇敢にその間中にいましたが、私は叫び声を聞くだけでも堪えられませんでした。

 

私は外へ出てきて崩れ落ちました。部屋から息子の叫び声が聞こえて胸が痛みました。」

 

手術など想像できませんでした

 

「医師が入ってきて、息子の傷口を確認しました。第二度熱傷であるということで、ほどんどの箇所は回復可能に見えるが、一か所だけ肩の所の傷がかなりひどく、これからの数回の消毒で良くならなければ、皮膚移植が必要かもしれないとのことでした。

 

この知らせを聞いた時に、私の心は沈み、めまいがしました。すでにこれだけ苦しんでる息子が、さらに手術だんなんて考えることもできませんでした。説明すると、皮膚移植は腿の皮膚を切り取り、肩の患部に付ける手術のことです。また、後に、そのどちらの箇所が普通通り動くよう理学療法が必要とのことでした。

 

私はショックを受けとパニック状態でした。医師はまた火傷をした後最初の一週間が一番重要であると強調していました。適切な処置によって感染を防ぐ必要があります。水分補給をしっかりする必要があります。

 

包帯を変える際に、特別な軟膏を使用し、回復を早くし、皮膚の細胞が再生するのを促すとも言っていました。」

 

「すぐに、シンガポールでホメオパシーに話を聞きに行きました。ホメオパシーについて信用しているからです。医師はすぐに息子に口径のホメオパシーを始めました。そして医師は息子は回復するから皮膚移植は必要ないと保証してくれました。

 

私のかかりつけの医師が残りの包帯交換をするマウントエリザベス病院内外科医を紹介してくれました。その医師のケアと治療に大変満足していました。」

 

火傷の後のケアはとても重大な意味をもちます

 

「息子が水分補給が十分できているかの確認を強化しました。息子が欲しがるだけ授乳しました。息子はかなり精神的に傷ついていたので、安心感を与える為の手段でもありました。

 

傷口から喪失する水分を補うよう医師に言われたので、たくさんの野菜・果物・種・ナッツ類やたんぱく質をあげました。息子の食事の大幅を占めるのが母乳だったので、私自身の食事にも気をつけました。

 

傷口は包帯できちんと防護されていましたが、お水に触れることで感染を引き起こし、傷口の回復の際に様々合併症を引き起こすので、水一滴も落ちないように気を配りました。

 

それから、他の子供達の近くに行かないようにしました。うっかり他の子が息子を押し、傷口にストレスがかかっては困るので。

 

様々な火傷についてそしてやっていいこと、やってはいけないこを調べました。火傷の患者が書いたブログや経験談を読みました。そこで、火傷をした時は10分ほど流水にされさなければいけなかった事を学びました。」

 

緊張の瞬間

 

「月曜日、形成外科医が傷口の包帯をとってみると、かなり赤身を帯びていておぞましい様子で、卒倒しそうになりました。しかし、実はそれは良いサインだったのです。なぜならそれは血液の循環を表し、皮膚の細胞が活発に再生している証拠だったからです。

 

皮膚の移植が必要ないという嬉しい知らせを医師がしてくれました。医師は、初日の写真を見返して、息子の回復の速さに驚いていました。

 

医師の言葉によって、私の肺の中に酸素が入り、また呼吸ができるようになった思いでした。その晩、ようやくゆっくりと眠ることができました。」

 

正常に戻る

 

「日が経つにつれて、息子の傷口は少しづつ回復し、私はホメオパシー・母乳・適切な栄養に専念しました。

 

息子は計8回の包帯替えを行い、それは回を増すごとに楽になりました。包帯が取れた後は、傷口の自然治癒の力を助ける為、朝のシャワーが終わった後に純性ココナッツオイルを塗り、夜のシャワーの後はカンタリスというホメオパシーで使われるクリームを塗りました。

 

皮膚は美しく回復しました。全て平らで滑らかでした。もちろん少し変色がみられましたが、色は少しづつ戻り、形成外科医によると、完全に回復するまでに6か月かかるとのことでした。」

 

他のママへのアドバイス

 

かつて地獄を経験したマヒマから他のママへのアドバイス:

 

「あなたとあなたの子供を守る為に最善をつくしてください。小さくて簡単な方法で大きな事故や災難を防ぐことができます。熱い飲み物は子供の手の届かないところにおいてください。十分に安全な高さと距離の所においてください。火を使っている時に子供をキッチンにいれないようにしてください。また電化製品や蒸し器の近くに行かせないようにしてください。

 

赤ちゃんやけど

 

最後に、もしこのような悲劇的な出来事がシンガポールであなたやあなたの子供に起こった場合、必ず:

 

1.  すぐに洋服を全て脱がす

 

2.  患部を流水で10分ほどさらす。絶対に氷を使わないでください。火傷の場合、氷によって皮膚がショック状態になり皮膚の細胞にさらなるダメージを与え、回復の過程を難しく複雑にしてしまう可能性があるからです。

 

3.  火傷の専門部署のある病院へ向かってください。ケガをした幼児を抱えながら病院移動することは本当に恐ろしいことでした。

 

4.  病院を診断した後はホメオパシー治療をお勧めします。火傷の回復や皮膚の問題に非常に効果的でした。

 

5.  傷口の汚れや感染を防ぐ為、包帯は乾燥させておくこと。

 

6. 火傷後のケアの為に、野菜・果物・レンズ豆・種・ナッツなどの栄養素の高い食べ物を与える。また、水・スープ・ジュース・ミルクなどで水分補給をしっかりする。これによって水分の損失や脱水症状を防ぐ事ができます。

 

7.  包帯が取れた後は、皮膚細胞の回復を助ける為に、患部にココナッツオイルを塗る。

 

この回復と母乳がどれだけ関係性があるかどうかはわかりませんが、水分と必要な栄養素-それ以外の食べ物を拒んだため、を補うだけでなく安心感を与えることができました。

 

責任感を感じる必要はありません。私は自分の目の前でこの事件が起きたことに凄く責任を感じていました。息子が大いに苦しんでいるのを目にしてさらにその感情は悪化しました。私のかわいそうな赤ちゃん。しかし、自分の事を許して、息子の早い回復の為に、前向きなエネルギーと力を全て注ぐ必要がありました。

 

火傷のようなケガは、回復するのに時間制約のあるものです。また、回復の過程を支えるのは身体的にも感情的にも消耗するものです。ですから、あなたが子供を支えるメインの柱ですから、健康で強くいれるようにしましょう。

 

「これは悪夢である」「厳しい試練である」 としか考えられない時期がありました。しかし、息子にとって最初の一週間のケアがどれだけ大事かという事に気づいた時、自分を取り戻し、彼の回復をサポートする為に必要なすべてのことに注意を注ぎました。

気丈になり、子供をハッピーで気を紛らわせるようにしましょう。回復過程を助けるので、いつも以上に時間と愛を費やしましょう。

 

この経験談は二人の子供を持つママ、マヒマ・ジャギによるもので、語ることで同じような事故を防いだり、治療法などを他のママたちにもお伝えしたいという思いでした。アルマンの回復と、早くいつも通りの明るい彼に戻るよう祈ります。この家族が健康で幸せでありますように。