男児くすぐり中に偶然にも妹の癌性腫瘍を見つける

専門家たちはこの腫瘍が悪性で、子どもに多く発生する横紋筋肉腫という珍しい癌で引き起こされたと判断しました。

 

エッセックスのチェムルスフォード出身の兄妹アーロンとエイミーは、同年齢の子どもたちが遊ぶようにふざけてくすぐりあっていました。いつものことでした。

 

しかし、アーロンが恐ろしいものを見つけてしまったのはこの時だったのです。その時はまだそれが何かは分かっていませんでした。

 

横紋筋肉腫とは

 

妹のエイミーをくすぐりながら11歳の男の子は妹の喉にある奇妙な腫瘍に気が付き、すぐに31歳の母親カーリーに知らせました。

 

「エイミーとアーロンがくすぐりオバケをして遊んでいる最中に、アーロンが笑っているエイミーの喉を見たのです」カーリーは 英国タブロイド紙の The Mirror(ザ・ミラー) に語りました。

 

不思議なことにアーロンがエイミーの喉を見せた時、最初に彼女の心をよぎったのはそれが腫瘍だということだったのです。恐怖に襲われた母親は一刻も無駄にしませんでした。彼女はすぐさま娘を医者に連れて行きました。

 

「病院に向かっている途中、嫌な予感がしましたが、子どものためにも冷静にしっかりしていなくてはいけませんでした」母親は思い出しながら語りました。

 

これは6月26日のことでした。

 

6月6日、カーリーの不安が的中する検査結果が出ました。

 

腫瘍は悪性で、小どもに多く発生する横紋筋肉腫という珍しい癌で引き起こされたものでした。

 

「告げられた時、私の世界は崩れ落ちました。でも、エイミーは強く、彼女が立ち向かわなくてはいけなかったことからも見事に立ち直りました」カーリーは言いました。「エイミーは楽天的な強い子で前に進み続ける力をくれます。もし私が彼女だったら床に倒れていることでしょう」

 

アメリカに陽子線治療を受けに行く前に、エイミーは癌に取り組むため9回の放射線治療を受ける予定です。

 

また、エイミーの多額の医療費の支払いを軽減するために家族は募金サイトを立ち上げました。

 

カーリーは次のように言っています。「アーロンを大変誇りに思います。本当は妹の命を救ったのに、彼が見つけてしまったことから自分が何かいけないことをしたと感じてしまっているのです。

 

彼のやってくれたことには感謝してもしきれません。とても誇りに思います」

 

横紋筋肉腫とは

 

横紋筋肉腫とは?

 

非営利団体マクミランによると、横紋筋肉腫は子どもに発生する軟部組織肉腫の中で最も多く、筋肉や繊維組織から発生し、体のどこにでも発生する可能性があるそうです。

 

好発部位は頭部、頸部、膀胱、精巣、子宮や膣などです。

 

ウェブサイトによると、「時に腫瘍は筋肉や手足、胸部や腹壁にもできます。腫瘍が頭部や頸部にある場合、脳や脊髄周辺の液体にも広がることが時折あります」

 

この癌の一番の特徴的症状は、こぶや腫れです。しかし、体のどこにあるかによって症状も変わってきます。

 

頭部や頸部にできる腫瘍は、閉塞(狭窄)や鼻・喉から分泌物を出す原因になることがあります。時折、目が腫れたり突出しているように見えることもあります。

 

腹部(おなか)にできる腫瘍では腹部の痛みや不快感、そして排便の困難さを認めることがあります。(便秘)

 

膀胱にできる腫瘍は血尿や排尿困難などの症状が出ることがあります。