【高IQ児の見分け方】親のための年齢別ガイド

お母さん、高いIQを持つ子どもの見分け方を年齢別にご紹介します。

 

3歳の反抗期を迎えたあなたのお子さん、3歳にしては背が高くありませんか?または、あなたの7歳のお子さん、本に読みふけていませんか?お父さん、お母さん、それはあなたのお子さんが平均よりも高いIQ(知能指数)を持ち、いわゆる「ギフテッド」という証拠かもしれません。

 

あらゆる研究により、高い知能を持つさまざまな年齢の子ども達の重要な指標が明らかにされてきました。あなたのお子さんの成長と年齢に合わせ、次の特徴がないか確認してみてください。

 

高IQ児の見分け方を年齢別にご紹介します。

 

1.【新生児】平均より大きな頭

 

【高IQ児】知能の高い子どもは生まれたとき頭が大きいのです

 

お母さん、生まれたときのお子さんの頭がとても大きかったら喜びましょう!Journal of Molecular Psychiatry(分子精神医学誌)に掲載された研究によると、出生時の頭囲と高い知能を持つようになる確率には正の相関関係があるそうです。

 

研究データの分析によると、生まれたときに頭が大きい赤ちゃんは学位を取る可能性が極めて高く、英語(日本でいう「国語」)や数値の論理的思考力試験において好成績を上げる傾向にあるとのことです。

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

  • 身体能力や運動能力を育てるために常にマッサージをしましょう。
  • 赤ちゃんのおしゃべり(喃語)に返してあげたり、話しかけてあげることは赤ちゃんの脳の発達を助けます。
  • 赤ちゃんを抱っこしたり抱きしめてあげることは、赤ちゃんの情緒的安定や精神的な安心感につながります。

 

 

2.【1~2歳】複数の言語に触れている

 

お母さん、外国語を話せますか?もし話せるのであれば、1つ以上の言語で赤ちゃんに話しかけてバイリンガルに育ててみましょう。

 

研究によると1~2歳児に複数の言語で話しかけることは脳の成長を促すことが分かりました。

 

1つ以上の言語を話す両親のもとに生まれた子どもは、知能検査でより良い成績を収めたという調査結果が出ています。

 

関連した研究では、専門家ピールとランバードが次のように結論付けました。「バイリンガルの子どもは、2つの言語体系を経験することで精神的な柔軟性、概念形成における優越性、さまざま精神的能力が身に付いたようです」

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

  • 模倣を促すことで認知的能力を伸ばしてあげることができます。
  • この年齢の子どもは、「かくれんぼ」や「いないいないばあ」などの遊びを通して認知的機能が発達します。
  • 「リンゴジュースとオレンジジュース、どっちにする?」と選択肢を与えることで、親のコントロールを保ちながらも自主性や主体性を育むことができます。

 

3.【3歳】基準より背が高い

 

3歳にしては背が高いと感じているなら、あなたのお子さんは後に高い知能を持つことになるでしょう。

 

National Bureau of Economic Research(全米経済研究所)の研究によると、知能の高い子どもは他の子どもより背が高いという結果が出ています。

 

研究チームは次のように述べています。「背の高い子どもは、早いと学校教育の影響が出る前の3歳から、そして小児期を通し、認知検査において好成績を上げます」

 

また、その研究では身長の高い子どもは身長の高い大人になる傾向が高く、小児期と成人期の身長の間には、男女ともに相関性は0.7前後という結果が得られました。

 

背の高い大人は、高度な言語・数値操作能力や高い知能が求められる高収入の職業に就くことが多く、小児期の認知機能に関係していると言えます。

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

  • 運動能力が発達しているこの時期は、お遊びの時間をたっぷり作ってあげましょう。この年齢になると、ほとんどの子どもは転ばずに歩いたり走ったりできるようになります。自転車や三輪車に乗るように促すのも良いでしょう。
  • 細かい運動能力が伸ばせるように、3歳になったらクレヨンでのお絵かきやページめくりを取り入れましょう。
  • そして、名前や年齢など簡単な質問をしてみましょう。このようなやり取りで言語能力が刺激されます。

 

 

4.【4歳】人物画を描く

 

【高IQ児】4歳のお絵かき能力は高い知能の表れかもしれません

お母さん、あなたの4歳のお子さんがお絵かき好きなら高い知能を持っている証拠かもしれませんよ。

 

ある調査では、4歳で人物画が正確に描けると知能検査の結果が良いということが分かりました。

 

キングスカレッジロンドンの研究では、子どもに子どもの絵を描かせるテスト(Draw-a-Child Test)を行いました。テストで子どもは子どもの絵を描き、目や鼻といった身体的特徴が揃っているか、そして適切に描かれているかで評価されました。

 

研究チームは4歳児が描いた15,000もの絵を調査し、芸術に目を持っている子どもは知能検査で好成績を収める傾向にあったのです。このテストで高得点を得た子どもは、4歳の時点でも14歳の時点でも高い知能を持っていました。

 

この研究のリーダーであるロザリン・アーデンはこう語っています。「子どもに子どもの絵を描かせるテスト(Draw-a-Child Test) は、子どもの知能を評価することを目的に1920年代に考案されました。そのため、4歳の時点での知能との間に相関関係があることは予測していました。しかし、10年後の知能との間にも相関関係があることには驚きました」

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

  • 運動能力を伸ばすためにボール遊びを一緒にしましょう。
  • 認知発達を促すために色や動物などの名前を言ってもらうのもいいでしょう。
  • この年齢になると鉛筆を正しく持てるようになるので、お絵かきを積極的に取り入れることで字を書く練習にもつながります。

 

5. 【5歳】嘘をつける

 

子どもの嘘が嬉しく感じるのは、おそらく子どもが5歳のときだけでしょう!

 

嘘をつくことは、話をでっち上げるという高度な思考が必要です。専門家はもし子供が5歳までにこれが出来るようになっているのなら、後に高い知能を持つようになるであろうと言っています。

 

この見解は2歳から17歳までの子ども1200人を対象としたカナダの研究でも明らかにされました。研究では幼くして嘘をつける子どもはより賢いことが分かったのです。

 

トロント大学の児童研究所所長カン・リー博士は次のように述べています。「子どもが嘘をついても親は心配する必要はありません。なにも病的虚言者になるわけではありません。ほとんどの子どもは嘘をつきます。嘘をつくことは、新たな発達段階に到達したことを意味するのです。認知発達が優れている子どもは、自分の行動の形跡を隠すために嘘をつくものです」

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

  • 子どもを公園に連れて行き、ブランコに乗せたり、登ったりさせましょう。この年齢の子どもは、このような身体的能力を伸ばしたいのです。
  • 子どもと一緒におはなしを作りましょう。この頃になると、おはなしの終わり方を自分で考えられるようになります。時に子どもにおはなしの主導権を握らすことは、記憶やイマジネーションといった認知的機能の発達を助けるのです。
  • 子どもに自分の着る服を選ばせるのもいいでしょう。この時期の子どもは一人で着替えることを覚えます。

 

 

6.【6歳】楽器を演奏する

 

バーモント大学医学部が行った研究では、楽器を演奏する子どもは演奏しない子どもより不安や情動の管理スキルに優れていることが分かりました。

 

研究では6~18歳までの年齢層に該当する健康な子ども232人の脳画像が解析されました。6歳で楽器を演奏すると感情知能を高められるそうです。

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

  • この時期の子どもは何でも一人でやりたがるので、子どもの自主行動を促しましょう。
  • 子どもはこの頃に音楽やビートに合わせて体を動かすことを覚えるので、踊ることが楽しくなるようにしてあげましょう。
  • それ以外にも、体が大きく成長できるよう体を動かすチャンスをたくさん作ってあげましょう。

 

7.【7歳】熱心な読書家

 

【高IQ児】あなたの家には小さな読書家さんがいませんか?

 

あなたのお子さんは手にしたものすべてを読んでいませんか?読書は語彙力を高めるだけでなく、高い知能を意味するのです。

 

エジンバラ大学とキングスカレッジロンドンは2014年に共同研究を行いました。7歳までに読書量が多い子どもは、後の人生でより高い知能を持つことが分かりました。

 

知能検査でも極めて良好な結果が出ました。

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

  • この時期子どもの人格は発達を続けるので、自尊心を育てるためにもポジティブなフィードバックをすることが不可欠です。
  • また、子どもが課題に対してイライラしてしまったり不安になっているときは、気長に待ち、理解を示してあげることが大切です。
  • 年齢にあったお手伝いをお願いすることで、責任について学べるようにしましょう。

 

 

8.【8歳】夜ふかしをする

 

お母さん、もし8歳のお子さんが時間通りに寝てくれなくて困っているのなら、その子は大人になったら他の子どもより賢い大人になるかもしれませんよ。

 

ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスが行った研究によると、頭のいい大人は夜更かしをする傾向にあり、なんとそれは小さい頃からの習慣だというのです。
「頭のいい子どもは大人になると平日も週末も夜更かしをして朝寝坊をする夜型人間になりやすい」という研究結果が出ています。

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

  • この年齢の子どもは、自分の居場所を強く求めることもあるため、同調圧力(ピア・プレッシャー)について話すのに適した年齢です。
  • この時期は親が子どものプライバシーの主張を認めることも大切です。
  • 適切な金額のおこずかいをあげることで、お金の基礎概念を教えましょう。

 

9.【9歳】健康的な朝食をとる

 

知能の高い子どもは健康的な朝食をとることを好みます。9~11歳の子ども5000人を対象にカーディフ大学が行った研究では、バランスの取れた朝食をとった子どもは試験でより良い成績だったことが分かりました。

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

  • この歳の子どもは男子と女子の関係について興味があるので、子ども達が考えていることについて、もっとオープンに話してみましょう。
  • この年齢の子どもには自分で判断させましょう。親からこのような自由を認められることは、この頃の子どもにはありがたいことなのです。
  • 日記や手帳を使うことで日常生活をきちんと把握し、計画を立てられるように促しましょう。

10.【10歳】意味のある「雑談」ができる

 

知能の高い子どもは大人のあなたとしっかりとした話をしたいのです
10歳では知能の高い子どもは次のような特徴があります。話好き、子ども同士のゲームでいろいろなルールを作る、他の子どもとは飽きてしまう、などです。

 

【この年齢の子どもの全体的な成長を促進させる方法】

 

  • 子どもが社会的スキルを磨けるように、グループアクティビティに参加したり友達と時間を過ごすように勧めましょう。
  • そして、家のお手伝いなど複雑な課題を一人でやらせるのもいいでしょう。
  • 図書館の利用者カードを作り、引き続き子どもの読書の応援をしてあげましょう。

以上をまとめると、知能の高い子どもには優れた記憶や観察能力など様々な特徴が見られます。また、集中力にも長けています。幼い頃でも成長や発達の一つの領域で優れた能力を示すことがありますが、他の領域では見られないでしょう。特に興味や関心があることに対しては熱心に行動するかもしれません。

 

知能の高い子ども達は幼いながら理論的な思考回路を持っていることがあります。あらゆるアイディアを頭の中で考え出し、深く理解するのです。好奇心があり、常に新しい知識を見つけ、新しいスキルを身につけようとするのです。物事を早く理解するだけでなく、理解したことを簡単な言葉で言い換えたり、例をあげて理解したことを示します。

 

役立つ情報だったでしょうか。あなたのお子さんはこのような特徴をお持ちでしたか?

 

出典:The Sun (ザ・サン[英国タブロイド紙])、シンガポール文部科学省、Psychology Today (サイコロジー・トゥデイ[米国心理学雑誌])