【小児白血病】危険信号はこれだ!

小児白血病:「怖がらせようとしているのではありませんが、知識は非常に重要です!」

 

まさか子どもががんだなんて、このお母さんの頭によぎったことなどありませんでした。とても健康的な子どもで、風邪すら引いたことがないほどでした。抗生物質さえ飲んだことがなかったのです。

 

母親であるメマリー・アン・ローは、人生が変わってしまったその日のことを最近フェイスブックに投稿しました。

 

ことの始まり

 

小児白血病

 

メマリーは息子イーサンについてこう書いています。「イーサンは100%母乳で育ち、病気とはほぼ皆無の健康児そのものでした。高熱、咳、インフルエンザなど無縁でした」

 

「もしインフルエンザや喉風邪にかかったとしても、3日以内には薬なしで回復できました。人生で一度も薬を飲んだことがなかったんです。D-DAY(診断の日)までは」

 

全ては2015年の早期に始まりました。長引いたインフルエンザと咳が終わったと思ったら、今度は微熱。1回目はそこまでひどくなかったので、医者に行くこともなく、1週間以内に自然に治りました。

 

「2週間たったところで、またぶり返したのです。そして、1回目よりやや悪化していて、治るまでももう少し時間がかかりました。イーサンを近所の小児科に連れて行くと、肺には炎症がないと医者は確認し、PROSPAN(咳止め薬)を出してもらった後は落ち着きました」

 

「イーサンはいつものように元気いっぱいな、いたずらっ子でした」

 

少しすると、他の症状が出始めました。「2月中旬に3回目のインフルエンザにかかり咳が出始めました。しかし、熱はなくまた1週間以内に治りました。3月になると脇の下が痛いと言い始めましたが、イーサンの抱き方から痛みが出ているのだと思いました。注意していましたが、数日で痛みはなくなりました」

 

「3月の3週目頃、脇の下の痛みがまた出始め、今度は腕をあげるのを嫌がりました。でも、また自然に痛みは消えました」

 

心配したメアリーはあちこちの小児科に相談しました。「1月から3月までの間、不安を取り除くために小児科に何度も連れて行きました。そして、成長に伴う痛みもあるから大丈夫だと伝えられました」

 

「4月になるとやや痩せてきていることに気が付きましたが、イーサンは元気いっぱいでごはんも食べていました。ときどきお腹の不快感を訴えることもありましたが、オナラをよくしていたのでお腹のガスだと思っていました」

 

「小児科では大丈夫だと伝えられましたが、『なにも問題はない』とも言われました。正直、私にも特にこれといった問題はないように思えました。1月から4月まで旧正月のためにペナン島に戻ったときもイーサンは元気いっぱいでした。電車でイポーにも行きました。大丈夫でしたが、いつもよりは疲れていたようでした」

 

血液検査でさえ真実を明らかにすることができませんでした。「5月になると脚が痛み出したのです。長く歩けなくなり、いつも抱っこしてと言うようになりました。お腹の不快感は頻繁になり、体重減少も目立つようになってきました。それでも小児科では大丈夫と伝えられ、小児科で行った血液検査結果からは何も出ませんでした」

 

「2015年5月23日にはディズニーに行く予定でしたが、脚の痛みは不規則になり、痛さは更に悪化していました。大丈夫な日もあれば、良くない日もありました」

 

そして、とうとうイーサンの脚の痛みが消えなくなるとメアリーはある決断をしました。「2015年5月19日、公園での朝のお散歩が終わってから、パークシティ医療センターの小児科医ヨン・スー・メイ医師にその日の午後の予約を入れました」

 

ヨン医師は何かがおかしいと疑いました。「レントゲンを撮り、その結果何もありませんでしたがヨン医師はイーサンのふくれたお腹を心配し、血色がやや悪いことに気が付きました。そして、小児科医リウ・ペイ・ツェ医師に行くようにと強く勧め、紹介してくれたのです」

 

「リウ医師はイーサンのお腹を(実際には脾臓と肝臓)を触り、全血球計算値(CBC)を出すよう指示しました」

 

「看護師が準備をする間、私はグーグルで検索を始めました。グーグルで見つけた検索結果とヨン医師とリウ医師の表情から推測する限り息子は・・・ 世界が止まってしまったようでした・・・」

 

「血液検査の結果が出るまでの時間は『永遠』とも感じらたので、仲の良い親友アン・シーに電話をすることにしました。彼女の子どもは白血病で闘病していましたが、最近空へと旅立ってしまったのです」

 

「スー・シャは落ち着くように私をなだめてくれました。だって2人の親友の息子が2人とも白血病だなんてことありますか?2015年5月19日の午後6時38分、リウ医師は話を切り出しました。白血球数は24(正常値は7で、感染があるとやや高い)でした。そしてリウ医師はこう言ったのです。今でも先生が言った言葉は一言一言、昨日のことのようにはっきりと覚えています」

 

先生は言いました。「イーサンのお母様、血液検査の結果からは、血液のがんである白血病の可能性がとても高い状態です。現在、イーサンの血小板とヘモグロビン値は危険なレベルで入院する必要があります。明日の朝7時にスバン・ジャヤ医療センター(SJMC)に救急車で搬送します」

 

「イーサンには血液と血小板の輸血が必要です。小児血液学者および腫瘍医のチャン医師にご紹介し、骨髄生検を行い種類を確定してから詳細を調べます。とても残念です。お母様、ご気分は大丈夫でしょうか?」

 

メアリーがその日のことを忘れることは決してないでしょう。「その日以降、『大丈夫』だった日など1日もありません。無理もないことです。症状というのは様々なものがあり、はっきりと表れるまで時間のかかるものもあるのです」

 

「イーサンの症状の大部分は成長に伴うものに関連していましたし、実際ほとんどの場合がそうでした」

 

最後にメアリーから全ての親御さんへのメッセージを紹介します。「怖がらせようとしているのではありませんが、知識は非常に重要です!もし今日から死ぬまでずっとそのことについて語れと言うのなら構いません。そうします」

 

メアリー、とても重要な情報を共有してくださり、そして見落としがちな症状への知識を深めてくださりありがとうございました。イーサンが治療を始めてから2年半経ちますが、順調に回復されているとのこと、嬉しく思います。

 

小児白血病

 

小児白血病

 

白血病は白血球のがんです。骨髄の中で異常な白血球が増殖し、白血病細胞は血流に流れるのです。

 

白血病が進行すると、がんは赤血球と血小板を含む他の血液細胞の生産を妨げます。これは貧血(赤血球数の減少)を引き起こし、白血球異常による感染症リスクの増加に加え、出血を起こしやすくします。

 

白血病は小児や10代の子どもの最も一般的なタイプのがんです。

 

しかし、適切な治療をすれば、ほとんどの子どもは再発することなく白血病を根治することができます。

 

小児白血病の症状

 

・疲労または血色の悪さ

・貧血

・感染症と熱

・出血しやすい、あざができやすい、よく鼻血が出る、小さな傷でも長時間続く出血など(白血病は、血液凝固因子を含む血小板生産が行われる骨髄を破壊するため)

・異常な倦怠感や弱々しさ

・息切れ

・咳

・骨または関節の痛み

・腹部、顔、腕、脇の下、首の横、鼠径部の腫れ(腫れたリンパ節)

・鎖骨上部の腫れ

・食欲不振、体重減少

・頭痛、発作、平衡感覚の乱れ、見え方の異常

・嘔吐

・発疹

・歯ぐきの異常

(出典:WebMD, KidsHealth)